特におすすめ

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機動戦士ガンダム サンダーボルト(5) (ビッグコミックススペシャル)

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一年戦争終結後の宇宙世紀0080年。イオとダリル、二人の命運は地球へと戦場を変え、持ち越されることとなりました。この5巻からは本格的に地球での地上戦が開始されます。ジオン技術者から流出したサイコ・デバイスのデータを手に入れた南洋同盟。ジオン軍と連邦軍はそれぞれがデータを奪取しようと目論み、苛烈な争奪戦へと発展していきます。戦争だけでなく、戦いに身を投じた兵士たちのリアルな人間ドラマも描かれているサンダーボルト。中でも、この巻では主人公たちだけではなく、普段は脇役である一般の兵士にも焦点が当てられています。華々しい主人公たちの陰で散ってゆく兵士たちの叫びが、より一層戦争の悲惨さを浮き彫りにします。また、後半に収録されたスピンオフ作品「砂鼠ショーン」も迫力満点で読みごたえがあります。


涙の乙女 大西巷一短編集 (アクションコミックス)

 

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時代に弄ばれながらも気高さを失わなかった女性たちによる復讐劇が描かれた、歴史短編集です。男女が対等でない時代だったが故に、主人公たちは理不尽な性暴力に晒され、苦悩し、それぞれに国や男に復讐することを誓います。彼女らは道を踏み外してしまったり、悲劇を繰り返すことになってしまったりもしますが、ただ嘆くだけなのではなく強く意思を持って目的を遂げてゆきます。全体的に絵もきれいで読みやすい作品です。性暴力の描写もありますが、女性の心情が丁寧に描かれているため、不快感なく読むことが出来ます。百年戦争やペルー侵略などの中世ごろの歴史が好きな方にもおすすめです。なお、4つのうちの「豚王」はオリジナルの作品です。デビュー作と言うこともあり粗削りな部分はありますが、作者の信念と不思議な魅力を感じます。

ふしぎの国のバード 1巻<ふしぎの国のバード> (ビームコミックス(ハルタ))

物語の舞台は明治初期。主人公、イザベラ・バードはイギリス人の女性冒険家です。東京から北海道まで旅した彼女の目的は、失われつつある日本古来の生活を記録し残すこと。通訳である伊藤鶴吉をお供に、イザベラの旅は始まります。この物語では、元となったイザベラ・バード著「日本紀行」では知られない部分も描かれ、補足書籍としての読み方でも楽しむことが出来ます。また、当時の風俗を丁寧に描かれているため、原作よりもイメージしやすく、読みやすいです。身近であるからこそ知らないことが多くなりがちな日本文化。私たちが暮らすこの国の文化を見直すきっかけになる一冊です。社会学、民俗学、旅行記が好きな人におすすめの一作です。